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工法紹介

工法ムービー

コマンド工法の概要を動画でご覧になれます。

工法の分類

コマンド工法は、(社)日本下水道管渠推進技術協会の「泥濃式推進工法」に属し、推進工法用鉄筋コンクリート管の先端に方向修正ジャッキ等を装備した密閉型泥濃式掘進機を先導体としてコンパクトな立坑(φ3500mm・φ3000mm及びφ2500mmケーシング)から、中押ジャッキを用いず推進管を推進・埋設する工法です。

工法の特長

●コンパクト立坑からの推進が可能

アクロバットジャッキまたはコマンドジャッキ及びコマンドジャッキ3.5と、V.E(バリアブル・エンジニアリング)対応型掘進機によりφ3000mm、φ2500mm及びφ3500mmケーシング立坑、または長さ4000mm及び3600mmの鋼矢板立坑から発進可能です。

●標準管・半管の2種類の管が使用可能

下水道推進工法用鉄筋コンクリート管の標準管及び半管の2種類の管を使用できます。

●適用土質が広い

安定液として高濃度泥水を利用することによって、切羽及びテールボイドの安定が確実であるため、軟弱層から透水性の高い砂礫層まで広範囲の土質に対応可能です。
玉石混じり土や軟岩層には、コマンド-S工法が対応可能です。

●長距離・急曲線推進が可能

オーバーカットを行うことによって、低推進力による長距離推進やカーブ推進が可能です。
MGSシステムを併用することでさらに長距離推進が可能です。

●排泥が容易

排泥は真空吸引輸送方式なので、長距離輸送が可能です。

適応条件

当工法は前述の様に広範囲な土質への対応が可能ですが、機械としての能力には限界があり必ずしもオールマイティーではありません。よって適用にあたっては、土質・推進距離・平面線形・曲線要素・推進力等の諸条件について詳細に検討を行い安全で経済性の良い御計画をお願いします。

発進立坑径の選定

※詳細については、協会に問い合わせください。

適用管種・管径

コマンド両工法では、基本的に下水道推進工法用鉄筋コンクリート管(JSWAS A-2-1999)の標準管・半管等を使用します。下記に管種管径表を示します。

●φ3500mm立坑シリーズ
工法名 推進ジャッキ 管種(長さ) ヒューム
管径(mm)
掘進機
コマンド工法 COMMAND JACK3.5 標準管(L=2.43m) φ1350 CMD-1350
半管(L=1.20m) φ1350
コマンド−S工法 標準管(L=2.43m) φ1350 CMD-1350-S
半管(L=1.20m) φ1350
●φ3000mm立坑シリーズ
工法名 推進ジャッキ 管種(長さ) ヒューム
管径(mm)
掘進機
コマンド工法 ACROBAT JACK 標準管(L=2.43m) φ800
φ900
φ1000
CMD-800
CMD-900
CMD-1000
半管(L=1.20m) φ800
φ900
φ1000
φ1100
φ1200
CMD-800
CMD-900
CMD-1000
CMD-1100
CMD-1200
コマンド−S工法 半管(L=1.20m) φ800
φ900
φ1000
φ1100
φ1200
CMD-800-S
CMD-900-S
CMD-1000-S
CMD-1100-S
CMD-1200-S
●φ2500mm立坑シリーズ
工法名 推進ジャッキ 管種(長さ) ヒューム
管径(mm)
掘進機
コマンド工法 COMMAND JACK 半管(L=1.20m) φ800
φ900
φ1000
CMD-800
CMD-900
CMD-1000
コマンド−S工法 半管(L=1.20m) φ800
φ900
φ1000
CMD-800-S
CMD-900-S
CMD-1000-S
適用地下水圧

コマンド両工法の適用範囲は、排土方式の特殊性から上限を200kPa程度までとします。